ゼロマルの徒然blog

ノーマル会社員が日々のことや好きなことを徒然なるままにつづる雑記ブログ。

【ネタバレあり】デジモンアドベンチャーtri.第2章『決意』の評価

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今回は2020年2月21日に公開が控えている

『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』に向け、デジモン熱を高めるべく、そして新しい発見を期待して再度視聴してみたので、その感想をツラツラと書いていきたいと思います!

(【ネタバレあり】デジモンアドベンチャーtri.第1章『再会』の評価より)

 

と、意気込んで再視聴を始めました。

あまりプラス評価ではなかった(むしろマイナス評価だった)第1章『再会』。

続いての第2章『決意』です。

先にお伝えしましょう。

良かったシーンも、あります。

 

 

『デジモンアドベンチャーtri.』概要紹介

世界60ヵ国以上で放映され、グローバルな人気を誇る『デジモンアドベンチャー』シリーズの続編となる劇場版アニメ第1章『再会』編。前作から6年後、高校生になった八神太一をはじめとする“選ばれし子どもたち”の新たなる冒険と心の成長を描く。

(「キネマ旬報社」データベースより・再掲)

 

第2章『決意』あらすじ
 強襲したアルファモンの攻撃を何とか回避した子どもたち。しかし、破壊された街並みを見て、いまだ戦うことへの迷いを断ち切れない太一。今後の戦いはどうなっていくのか・・・。
 そんな中、新しい選ばれし子ども、望月芽心(もちづきめいこ)の歓迎会を開くことになり、温泉に向かう一行。しかし、そこに丈の姿はない。彼もまた、選ばれし子どもとしての宿命を受け入れられず、葛藤しているのであった。

 

こんな人にオススメ!
  • デジモン大好き!無条件で!
  • 第2章では熱いシーンを期待したい!
  • 子どもたちのワチャワチャ感を楽しみたい!
こんな人にはオススメできない・・・←すいません、第1章と一緒でした。
  • 「昔の」デジモンが好き
  • 超絶熱い展開を期待している!
  • 次はどんな冒険があるんだ??

 

以下、ネタバレとなります。未視聴の方はご注意下さい。

ズバリ!第2章「決意」ゼロマル的評価

  1. 映画全体の雰囲気

  2. 丈の葛藤

  3. ミミのキャラクター

  4. 小ネタのはさみ

  5. 究極進化/究極体の意義←超重要

 

順番に見ていこうと思います。

 

1.映画全体の雰囲気

 第1章と同様ですが、「葛藤」が大きな軸になっていると感じます。これによりキャラ:太一・丈が常にグズグズしているので、非常にテンポが悪いのです。

中盤ではトゲモンのチクチクバンバンがヘリコプターを墜落させてしまうという事件が起こり、さらに文化祭実行委員の仲間に「自己中」と言われてしまい、ミミまでグズグズします。

 

中でも最も疑問なのが、「感染デジモンが出現する」という新たな事件の真っただ中にあって、子どもたちが「歓迎会で温泉に行く」という行動です。

昔の方がもっと緊張感あったぞ、おい。

確かに今作は夏休みでなく、子どもたちは普通に学生生活を送っています。それゆえ、自由に使える時間が少ないことはわかるのですが、それにしてもノーテンキ過ぎます。

このあたりが、「昔の」デジモンファンを幻滅させる一つの要因ではないでしょうか。

 

2.丈の葛藤

これも理解はできるのですが、「成績が悪くて勉強しないといけない」の一点で葛藤し続けているのが非常に苦しいです。

丈は破壊された街も見ており、自分がやらないといけないことも分かっているハズ。ここでここまでグズグズするのは、ちょっとイラっときましたね。

 

・ゴマモンがイッカクモンに初進化した時の勇気ある行動。

⇒黒い歯車が刺さったユニモンに単身向かっていった。

・イッカクモンがズドモンに初進化した時の誠実な行動。

⇒タケルの母親との約束を果たすために自信を犠牲にしてタケルを助けた。

 

「やるべきことはやる」

そういうキャラだったハズで、それが成長して受験生になったから、ここまで変化するのはちょっと腑に落ちませんね。

 

3.ミミのキャラクター

かなりイラっとします。

確かに無印のときも、自分勝手な行動でワガママ放題だったことはあります。

ただそれは、トノサマゲコモンの回のエピソードやデジモンアドベンチャーシリーズを通して成長していたはず。

それがアメリカ帰りの高校生になったら、超絶ジコチュー女に逆戻りって。えぇ?

 

トゲモンもトゲモンで、ヘリコプターが上空にいる状況でチクチクバンバンやりますかね?

そしてそこは「アニメの嘘」で私はいいと思うんですよ。

これまでも何回もチクチクバンバンは放ってきたわけじゃないですか。そのたびに周りに気をつかっていたり、周りがダメージを受けるような描写が挟まれたらどう思います?

テンポが崩れてしょうがないですよ。 

 

4.小ネタのはさみ

第1章でもありましたが、おそらくファンサービスなので再度触れておこうかと・・・。

 

・オーガモン&エレキモン&レオモン

⇒初代で子どもたちと友情を育んだデジモンたち

・ガブモンの皮

⇒中身は見せられない設定でしたね。

・レオモンのキャラ

⇒これはネタにしすぎでは。レオモンの威厳あるキャラが崩れます。

 

5.究極進化/究極体の意義←超重要 

今回の最大の疑問点かつ問題点です。 

究極体までの進化方法がワープ進化でないことは、まあ良しとしましょう。

アグモンとガブモンは予言に従うカタチで、光と希望の矢を撃ち込まれた太一&ヤマトの紋章の力で進化しますから。

 

ただ、これまでもヴェノムヴァンデモンやダークマスターズなど、数々の強敵が出現してきました。それでも究極進化せず、ウォーグレイモンとメタルガルルモン、02ではインペリアルドラモンを頼ってきました。

 

それが何ですか?

丈とミミが吹っ切っれたら究極進化できました?

いくらなんでもご都合主義が過ぎます。

しかも今後もこの究極進化は続きますが、ワープ進化をしないことによる弊害が生じます。

それは「進化シーンの尺が長すぎる」ことです。

成長期⇒成熟期⇒完全体⇒究極体をいちいちやるので、めちゃくちゃ時間を取ります。

ワープ進化は偉大だったと思います。

 

しかも、究極体・インペリアルドラモンの攻撃に成熟期:イッカクモンがなぜか耐えられています。この辺りも謎ですね。

 

何はともあれ、究極進化はもっと演出のしようがあったはずなんです。

デジモンの進化はパートナーの成長がデジモンと呼応した時に初めて発現する、崇高かつ特別なものなのです。

この辺りは軽視しないでほしかったですね・・・。

 

まとめ

もうまとめですが、最も良かったのは「ゴマモン⇒イッカクモンの進化シーン」です。

ここだけ、本当にこのシーンだけかつてのデジモンの熱さを感じることができました。パートナーデジモンのピンチに駆けつけ、心が通い、進化する。

これこそ私が(そしておそらく多くのデジモンファンが)望んだ展開ではないでしょうか。不覚にもウルっときてしまいました。

 

第3章はついに大問題の「あの展開」ですね。

果たして新発見はあるのか・・・!

 

追伸:ゴマモンの「今日は卵入れてみた」は可愛かったです。同時につらかったです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。