ゼロマルの徒然blog

ノーマル会社員が日々のことや好きなことを徒然なるままにつづる雑記ブログ。

【教育業界】塾講師って資格いるの?6年の経験からその真相に迫る!

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こんにちは、ゼロマルです。

今回は「塾講師って資格が必要なのか?」というテーマでお話しします。

と、その前に「お前は何者だ?」と思われる方もいらっしゃると思いますので、私の簡単な自己紹介から。

 

・集団指導&個別指導歴 6年
・現在は人事部でアルバイト講師の採用等を担当

 

ということで、教育業界及び塾講師という職種についてある程度詳しいです。

 

 

塾講師には何かの資格は必要なのか?

結論をお話しますと「不要」です。正社員・アルバイト問わず。

こちら新卒の面接や説明会などでも非常に良く聞かれるのですが、全く必要ありません。

もちろん、ごく一部の企業では何かしらの資格を必要としているところもあるでしょう。

これは、大学受験予備校の講師などでその傾向が見られます。

 

(例)

・大学受験指導経験を3年以上

・◎◎大学への合格実績30名以上

 

逆に言えば「資格が必要」としているところは、相応の高い学力と指導力を求められていることが分かります。

将来の「カリスマ講師」としての活躍が期待されているため、給与水準も高くなる傾向にあります。

 

資格が不要である理由は?

塾講師に資格が不要である理由は大きく2つあります。

1.資格を課しているところは少数
2.資格よりも大切なことがある

1については前項で述べた通りです。

もし、あなたが未経験で「資格が必要な大学受験予備校講師」を目指すのであれば、一旦は別の無資格で入れる塾に就職し、実績を作ると良いでしょう。

 

2について解説します。

「教育の資格」と聞いて一番最初に思い浮かぶのは、「教員免許」でしょう。大学生の読者の方の中には、お友達に「教職課程」を取得されている方もいるのでは。

しかし、それは「学校で先生をしても良いですよ」という「許可証」にすぎず、それよりも大切なことがあります。

それは、生徒と保護者の存在です。

 

生徒・保護者とのコミュニケーションが全て

学力・指導力はもちろん必要です。それらを軽視しては、まともな指導などできません。

ただ 、それ以上に大切なのは「コミュニケーション」なのです。

 

・生徒がどこでつまづいているのか?

・保護者が手を焼いている=塾に期待することは何なのか?

 

細かく挙げだすとキリがないのですが、上記のようなことを考えられない・考えたくない人は、ハッキリ言って塾講師・教育業界に向いていません

 

資格よりもコミュニケーション能力

具体例を交えながら、深堀していきますね。

以下のような生徒がいるとしましょう。 

先生、この問題が分かりません・・・

さて、あなたならどう返しますか?

A:わからない問題について丁寧に指導する
B:しっかり自分で考えなさい!とあえて突き放す

 

正解は・・・「C:生徒による」です。

「ふざけるな!」というお叱りの言葉は甘んじて受け入れます。すみません。

しかし、これが真理なのです。

 

いくつかパターンを示してみます。

① 勉強が大のニガテ、な生徒なら

私なら懇切丁寧に指導します。

勉強が苦手な生徒が、「わかりません」と言ってきているのです。つまり、「解こう」という意思を示しているわけですね。

で、あればもうそれだけで褒めちぎってもいいくらいです。

「しっかり勉強しようとしていること」について触れて、その後に解き方を教えます。

できれば、他にやるべき問題を示してあげるとベストです。

どんどん自分でやりだすキッカケになりえます。

② ただサボりたいだけ。答えを早く知りたい、生徒なら

厳しい言葉をかけても大丈夫なほど関係性ができている生徒ならば、「しっかり考えなさい!」と注意します。

ただ、そこまで関係性ができていない生徒ならば、「悟らせる」ための策を取ります。

 

具体的には、

・どこまで分かっているかを一緒に確認する

・そこから本当に分からないのか、もう一度確認する

という感じでしょうか。

 

サボりたい生徒は、しっかりとこちらが主導権を握って導いてあげる必要があります。

そのための1つの策として、上記のようなものがありますが、正直上手くいかないことも多いです。

ただ、1回ではなく2回、2回でダメなら3回と繰り返し指導していくことで、ほんの少しづつ改善していきます。

 

まとめ

さて、塾講師に資格は必要か?というテーマから少し突っ込んだ内容まで書いてみました。

まとめると以下です。 

・塾講師に資格は不要!(一部を除く)
・それよりも「コミュニケーション能力」が重要!

ここでのコミュニケーション能力とは「誰とでも友だちになれるような社交性」という意味ではありません。

(もちろん、社交性が高いに越したことはありません)

「相手の気持ちが分かる・分かろうとする素養」のことを差しています。

学力・指導力は勉強すればすぐに身に付きます。それよりなにより、この「コミュニケーション能力」こそ、早いうちから鍛えておくべきスキルだということです。